【News】日系兵士の指輪がフランスで発見される

日系兵士の指輪がフランスで見つかりハワイの家族の元に戻りました。

ロバート・クロダ軍曹は442連隊の一員として出兵し、第二次世界大戦で命を落としました。その後クロダ軍曹は名誉勲章を受章しています。そのクロダ軍曹の指輪がフランスで発見されました。フランス人の収集家が見つけたものです。

発見された指輪は、クロダ氏がファリントン高校で使っていたクラスリングで、フランスのセバスチャン・ルーアさんが発見するまで、80年近くフランスのブリュイエール近郊の森に埋もれていました。

ルーアさんは金属探知機を使って友人らといろいろなものを見つけてきましたが「これまで見つけた3つの指輪のうち2つの指輪には何の印もなかったそうです。でもクロダさんの指輪は、ファリントンハイスクールの名前と学校が描かれており内側にはクロダさんの名前が刻印されていました。

ロバート・クロダ氏の甥ケビン・クロダ氏は、「セバスチャンさんが指輪を発見し、遺族に指輪を返してくれたことを大変嬉しく感謝しています」と話ました。ルーアさんは「幸運な 発見」といいましたがクロダ夫妻はこれを「運命」と呼びました。

クロダさんは昨年、指輪をハワイに持ち帰るためにフランスを訪れ親切なもてなしを受けたそうです。そして今週は、くろだ夫妻がその恩返しに、セバスチャンさんとその家族のハワイ旅行をもてなしています。ケビンさんはこの再会を “リングの力 “と呼んでいます。

クロダさんは、「442部隊や100大隊、すべての退役軍人の多くの犠牲は時が経つにつれて、その認識が忘れられてしまっています。でもたった一つの指輪が、記憶と戦争での犠牲を蘇らせ、家族の絆を深めてくれました」と話しています。