Slider

【News】ハワイの5人に一人は65才以上

2020年国勢調査の最新データによると、ハワイの5人に1人が65歳以上であることがわかりました。少子化が進む中、ハワイ州の高齢者人口が急速に増加しています。

米国国勢調査局センサスが木曜日に発表した人口統計によると、ハワイ州の65歳以上の人口は282,451人で、ハワイ州の総人口145万人の19.4%を占めています。2010年は14.3%の割合でした。

一方、5歳以下の人口は11.5%、18歳未満の人口は、全体で1.5%減少しています。

ハワイの若い世代と高齢者世代の不均衡により、納税者層や社会保障・医療保険料の格差が広がり、医療制度や住宅への需要が増し、介護士やサービス提供者の労働力は減少するなど、広範囲に影響を及ぼします。

州ビジネス・経済開発・観光局のチーフエコノミスト、ユージン・ティアン氏は「高齢化の影響は、主に医療サービスや高齢者向け住宅の需要に及ぶと思われます。ハワイではすでに医療従事者が不足しており、状況はさらに悪化する可能性があります。」と述べています。

65歳以上の人口比率は、全米でハワイは7位、また、平均寿命が80.7歳と全米1位です。また85歳以上の人口比率は、アメリカ全体では1.9%であったのに対し、ハワイでは2.6%と最も高くなっています。

高齢化が進む一方で、それを相殺するケイキ(子供)は少なくなっているため、州の中央年齢も高くなりました。2010年の38.6歳から2020年には40.8歳となり、ハワイ州は全米9位です。

ハワイの18歳未満の子どもは299,366人で、ハワイの人口の20.6%を占めています。その中には5歳未満の子供も77,352人含まれており、2010年の国勢調査から10,055人減少しています。