【News】緊急放送用のスタジオ公開
連邦政府と緊急事態管理の関係者は6月からのハリケーンシーズンに備え、災害発生時に情報を提供するための重要なツールを導入しました。
FEMA緊急事態管理庁は、ケエヒ・ラグーン近くのカハウイキに新設された緊急放送用ラジオスタジオを公開しました。
このスタジオは、どんな脅威にも対応し発信できるような設備が整っていて、連邦公共警報システムのマネージャー、マニー・センテノ氏は、津波、地震、竜巻、ハリケーン等あらゆる脅威を想定していると説明しています。脅威には、高高度(こうこうど)
核爆発電磁パルスや、化学、生物、放射線などの人工的な攻撃も含まれています。
また、60日分の食料や水を備え、必要に応じてオペレーターを避難させることもできるということです。
この施設は、全米にFEMAが建設した80近くある施設のひとつで、AMラジオ局KHKA(CBS 1500)で放送される予定です。
「FEMAの統合警報システムマネージャーであるアントウェイン・ジョンソン氏は、「我々の使命は、まず第一に、大統領がどんな状況下でも国民と通信できるような設備を確保することでした。第二は他の通信手段に影響が出た時に重要な通信のライフラインがあることを州や地域の関係者に知ってもらうことです」と述べています。
これは最新鋭の施設ではありますが、できれば使用する必要がないことを願います。
しかしその時が来たら準備はできているというわけです。
ハワイ放送協会会長のクリス・レナード氏も、「ハリケーンや大きな自然災害があってもここから放送を続けることができる。災害時にも情報発信を続けることができます」と話しています。