【News】モンクアザラシとは距離を!
きのう朝、オアフ島のカイマナビーチでハワイアン・モンクアザラシ3頭が目撃されました。
KITVによりますと、海の中で揉み合うような様子を見せる3頭の姿が、ビデオカメラに収められたということです。
カイマナビーチでは、先月14日、ハワイアンモンクアザラシの「カイヴィ」が赤ちゃんを出産し、現在、子育てを行っています。
きのう午前8時半ごろ、カイマナビーチの海で、大型のアザラシが赤ちゃんアザラシに近づき、騒ぎになりました。
当局によりますと、大型のアザラシは、赤ちゃんアザラシの5歳の義理の兄で、母親の「カイヴィ」が海に入って2頭に近づき、赤ちゃんの無事を確認すると、兄アザラシをしかりつけるような仕草をしたということです。
ビーチにいた人は、取材に対し、「アザラシたちは、まるでバーで喧嘩しているように見えた。母親アザラシは、イライラしていたようだ」と、話していました。
母親の「カイヴィ」が赤ちゃんを出産後、ハワイ州当局は、海岸に境界線を設置し、市民や観光客の立ち入りを禁止しています。
去年7月、ワイキキビーチで泳いでいた女性がハワイアンモンクアザラシに襲われてケガをし、病院に搬送されました。
アザラシは、子どもを守るため女性に攻撃したとされています。
ハワイモンクアザラシは、絶滅危惧種に指定され、保護対象になっていています。
ハワイ州当局は、アザラシと150フィート以上の距離をとるよう呼びかけています。