【News】緊急対応車両の追加

フェンタニルの過剰摂取の増加もあって、ホノルルの医療事故が過去最高を更新しています。このため救急医療サービスが「緊急対応車両」RRV= Rapid Response Vehiclesを増やしています。新しい車両のシボレー・トラバースは、(救急車ではなく)救急車の負担を軽減し、緊急の治療が必要な人の待ち時間を減らすのに貢献する緊急対応車両です。

ホノルル市救急医療課のジム・アイルランド課長は「RRVには無線機とライトが装備されているので、すぐにでも出発できます。RRVは(救急車と違って)患者を搬送できませんが、担架以外救急車が持つすべてのものを装備しています。救急車には救急隊員と救急救命士が乗車する必要がありますが、この車両(RRV)には救急隊員が1人でよく、人員配置の問題の解決にもなるだろうと期待されています。

救急医療サービス(EMS)の救急隊員であるアダム・オグデンさんは、「この車は小型なので、交通渋滞を避けて移動することができます」と述べています。

Hawaii News Nowが、このRRVに同乗したところカカアコからワイキキまで、4歳の子供が発作を起こしている現場まで5分強で移動しました。そしてオグデンさんは、13分後に救急車が到着するまで、子どものバイタル測定や重要な健康情報を入手し、家族を慰めることができました。

2022年に救急医療サービスEMSは85,979件の通報に対応しました。これは記録的な数字ですが今年は更に増加する勢いです。昨年9月の時点でEMSが対応した通報は7,418件でした。今年は先月の時点でそれを大きく上回る9,556件で、わずか半年で28%増加しています。特にチャイナタウン、カハラ、リリハに隣接する地域では、

先月は1947件と急増しています。

7月には2台のRRVが稼働する予定ですが、カカアコとカリヒにそれぞれ1台ずつ、救急車を2台追加する予算も組まれいて、承認されれば救急車も7月に追加される予定です。