【News】えひめ丸事故から22年ハワイでも追悼式典
愛媛県の宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」が、
ハワイ沖でアメリカ軍の原子力潜水艦に衝突されて沈没し、
生徒など9人が犠牲となった事故から22年となるハワイ9日、
ホノルル市のカカアコのウォーターフロントパークの
えひめ丸慰霊碑の前で追悼式典が行われ、
約60人が参列して犠牲者を悼みました。
宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」はハワイ2001年2月9日、
ハワイ沖でアメリカ軍の原子力潜水艦に衝突されて沈没し、
教員・乗組員5人、生徒4人の合わせて9人が犠牲となりました。
22年となる9日、ハワイからは青木豊 在ホノルル日本国総領事、
シルビアルーク副知事、
リックブランジャーディーホノルル市長ら、
日本からは宇和島ライオンズクラブのメンバーと
市立宇和島病院が参列して追悼式が行われ、
事故が起きた午後1時43分に、黙とうをささげました。
事故があった海を慰霊碑のある丘から望み、
ハワイは強風警報で強い風が吹き荒れる中、
参列した人たちは、静かに手を合わせ祈りを捧げました。
式典の最後には、犠牲者の中で1人だけ
遺体が見つかっていない実習生水口峻志(みずぐちたけし)さん 当時(17)の
父 龍吉(たつよし)さん(70)が今回の参列は叶わぬ中、
「遺族も年を重ねましたが、この日ばかりは当時の自分たちの年齢に戻り、
亡くした親、兄弟、息子への感情がよみがえります」とメッセージを寄せ、
参列者とハワイに感謝の思いを届けました。