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【News】 医療輸送機墜落の中間報告公表

先月15日、マウイ島沖で、救急医療士ら合わせて3人が乗った医療輸送機が墜落した事故で、調査を行ってる国家運輸安全委員会は5日、中間報告書を公表するとともに、マウイ島沖の海域で事故機の一部を発見したと発表しました。

乗っていた3人は見つかっておらず墜落で死亡したとみられます。また、海底での捜索は、先送りされるということです。

ハワイ・ライフ・フライトの医療輸送機は、先月15日夜、救急要請があり、カフルイ空港を離陸してハワイ島に向かっていましたが、途中、レーダーから消え、ホノルルの管制センターに、「ナビゲーションシステムが作動しなくなった」と、操縦士から無線で連絡がありました。

この時、管制官がナビゲーションの指示を与えましたが、機体はその後、マウイ島沖のマウイチャンネルの水深6000フィートの海域に墜落したとみられます。

運輸安全委員会によりますと、墜落現場付近からは、機体の一部が発見されたということです。

事故機には、操縦士と航空救急医療士、フライトナースの合わせて3人が乗っていましたが、これまでの捜索で3人は見つかっておらず、運輸安全委員会は、墜落で死亡したとみられるとしています。

一方、管制官によりますと、操縦士の最後の言葉は、「Hang   on」のようだったということで、その後、交信が途絶えたということです。

当時、周辺で軽飛行機に乗っていて事故機を目撃した人は、「機体は、右に方向変えた後、螺旋を描くように海面に向かって降下した」と、話したということです。