【News】ホノルル救急隊人手不足
Honolulu ambulance provider overwhelmed by surge in emergency calls
新型コロナウイルスに加えて、病気や事故、非常事態で救急車を呼んでもなかなか搬送できない。
オアフ島ではそんな事態が相次いでいます。
オアフ島では、救急医療従事者の人出不足が深刻な問題となっていて、ホノルルの救急医療サービス当局は、人員を確保するため、メディカルテクニシャンなどを養成するトレーニングを行っています。
しかし、人出不足に加えて救急電話が急増し救急隊の出動が困難になるケースもあるということです。
ホノルル救急サービス部門のディレクター、ジム・アイルランド博士によりますと、先週末は、およそ12時間に、22回救急車を要請する電話があり、13日までの4日間で39シフトの救急車の出動ができない状態になったということです。
救急医療の従事者からは苦悩の声が上がっていて、職を離れる人も少なくないということです。
こうした中、当局は、民間の「American Medical Response」や連邦消防局などと協力し、より多くの救急医療従事者を確保するための対策を行っていて、現在、20人余りのトレーニングが行われています。
ホノルルの救急医療サービスで働くメディカル・テクニシャンの年収は、5万2000ドルから6万7000ドルとなっています。
当局は、「新たな人員を確保するとともに、現在、働いている人の待遇改善なども必要だ」としています。