【News】9月のオアフの一戸建て中間価格下落

9月のオアフ島の一戸建て住宅の販売は、インフレと住宅ローンの金利上昇で過去最高に近い価格が買い手を遠ざけ、今年最大の落ち込みを記録しました。

ホノルル不動産協会が6日に発表したところによると、9月の一戸建て住宅の販売は、2021年同月の424軒から34%減少し、278軒となりました。

ハワイの住宅不動産会社 ロケーションズの主任ブローカー、ジョン・コネリー氏は「住宅ローン金利が上昇し続け、インフレと経済への懸念が高まる中、オアフ島の不動産市場は減速を続けている」と指摘しています。しかしこの状況についてコネリー氏は、住宅市場の下落を示すというよりも、典型的な市況に戻りつつあると解説しています。

オアフ島の一戸建て住宅販売の中間価格は、5月には115万3500ドル(日本円で約1億6770万円)と過去最高を記録しましたが、9月の中間価格は110万ドル(約1億5993万円)で、2021年の同月の105万ドルから5%上昇しました。

オアフ島のコンドミニアム市場では、9月の販売戸数は前年同月の615軒から19%減少し496軒となりました。9月のコンドミニアムの販売中間価格は50万2,500ドル。前年同月の47万8000ドルから5%上昇しました。過去最高は6月の53万4千ドルでした。