【News】Maile Amber Alert アンバーアラートとは？

ミケラ・デビーナさん誘拐事件で、ハワイ州内の人々に携帯電話でAMBERアラート（警報）が発信されました。創設以来、全米のAMBERアラートプログラムは400人以上の子どもたちの命を救ってきました。

専門家によると、AMBERアラートは、ハワイでは最近は出されていなかった警報です。ハワイではMaile Amber Alert system といい、2005年に導入されました。MAILE は、“Minor Abducted In Life-threatening Emergency” AMBER は、 “America’s Missing: Broadcast Emergency Response.”の略ですが、ハワイでは、1985年8月25日にオアフ島カイルアで家族のパーティーから誘拐された6歳のマイリ・ギルバートちゃんを追悼して、警報システムの名前に「MAILE」を加えました。この事件では、犯人は数時間後に発見されましたが、マイリちゃんはレイプされ、絞殺されて、カエナポイントに埋められていました。

ハワイでは、このアラートプログラムが導入された3ヶ月後、2005年6月に、ヌアヌで、母親がコンビニエンスストアに入っている間に、乗っていたピックアップトラックが盗まれ、その中に生後4ヶ月の赤ちゃんが乗っていた事件が発生し、その時にアラートが発令されました。当時赤ちゃんは無事保護されました。

過去に発令されたのはその時だけで、今回の誘拐事件が２回目です。

当局によると、この警報は、発信される前の規定があるため、ハワイで警報が出されることはまれだということです。ハワイでアラートが発令されるには、被害者が17歳以下であること、子供が誘拐され、重大な傷害を受ける緊急の危険があることを示す十分な情報がなければなりません。また、子供と誘拐犯または誘拐犯の車に関する十分な情報がある必要もあります。

この警報は、4つの郡の警察、市民防衛、地元の放送局、ハワイ州の機関が自発的に協力し、公共情報を最大限に広めることを目的としています。