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【News】元州上院議員が賄賂で懲役40ヶ月

州議会を揺るがした州上院議員の贈収賄事件で懲役40ヶ月が言い渡されました。

2014年から2021年の間にH20プロセスシステムズ社長のミルトン J. チョイ氏から現金18,305ドルを受け取り、その見返りに法案の支持と廃案、チョイ氏へ事業の情報を提供したとして、元州上院議員のJ・カラニ・イングリッシュ被告に懲役3年4カ月が言い渡されました。更に3年間の監視付きの釈放と罰金10万ドルの支払いも命じられました。

連邦検事局長のケン・ソレンソン氏は、イングリッシュ被告について「被告は議員としてだけでなく、ハワイ州上院の多数派リーダーでした。このような人物が賄賂に関わるのは信じられない」と話しました。

判決にあたり、スーザン・オキ・モールウェイ上級 連邦 地裁判事は、イングリッシュ被告がいかに気軽に、頻繁に賄賂を受け取っていたかに言及しました。さらに、イングリッシュ氏は自分のコンサルティング・ビジネスを持ち、マウイ島に土地を所有しているため、お金に困っていなかったとも述べ、「イングリッシュ氏はかなりの財力があり、経済的に困窮していたわけではない。これは欲の問題だ」と指摘しました。

イングリッシュは2月に電信詐欺の1件の重罪を認めています。

元州議会議員のタイ・カレン(Ty Cullen)被告も連邦法違反を認め、10月に判決を受ける予定です。

ハワイ大学政治学教授のコリン・ムーア氏は、「民主主義を根底から覆すようなものだ。最も深刻な腐敗の形だ」と話しています。