【News】古代ハワイアンの遺骨が博物館からハワイに戻され埋葬
1860年にハワイ先住民3人の遺骨(Iwiイビ)が、オアフ島から不法に持って行かれニュージーランドに渡り、クライストチャーチのカンタベリー博物館に150年以上収蔵されていましたが、このたび、ハワイに戻されることになり、再び埋葬されることになりました。
この骨Iwiは、博物館との長期にわたる交渉の末、先月末に持ち帰られました。ハワイ先住民促進委員会(Council for Native Hawaiian Advancement)のメハナオカラ・ヒンド(Mehanaokala Hind)氏は、フイ・イビ・クアモオ墓地(Hui Iwi Kuamo’o)のMakoa Caceres氏とKaipo Torco氏とともに、ウェリントンのテ・パ・トンガレワ博物館で、伝統的なポフィリの歓迎儀式に参加し、その後正式に引き渡されました。
遺骨の3人は、20歳から30歳の男性と女性、40代の女性の3人で、祖先は、1860年、カメハメハ4世とエマ女王の時代にワイキキのアフプアアから取られたものです。
この遺骨返還の取り組みは、30年にわたり、約3,000ものイビ・クプナが海外の博物館や機関から戻されました。ハワイ先住民は、人のマナ(霊的な力)は骨(イビ)に宿っているとして、多くのハワイアンにとって、亡くなった人の骨が旅を終えて土に帰り、マナを授けることは重要なことです。