【News】高層ビルのスプリンクラー設置条例
Owners scramble to find funds, meet deadlines as city requires high-rises to install sprinklers
高層ビルにスプリンクラーの設置や安全点検を義務付ける市の条例が3年前に発令されましたが、コンドミニアムの所有者はその対応に追われています。
2017年に発生した高層コンドミニアム・マルコポーロ火災を受けて、ホノルル市は2019年に火災用スプリンクラーの設置を義務付ける条例を発令しました。条例では、スプリンクラーを設置する代わりに、安全点検で合格すれば良いという選択肢もあり、10階建て以下の構造物や、外部に開口部のある宿舎は免除されています。
ホノルル市消防局によると、この条例の影響を受ける高層ビルは300棟以上ありますが、コンドミニアム所有者は、資金調達や市の期限を守ることが困難となっていて、準備期間の延長をホノルル市議会に求めています。
ハワイ州コミュニティ協会協議会のジェーン・スギムラ会長によると、マルコポーロは昨年10月にスプリンクラー設置を終え、540万ドルの費用がかかったということです。一方、HFDによると、提出された184件の安全性評価のうち、合格したのは12件だけとなっています。