【News】医療逼迫に向けて準備

新型コロナウイルスを巡って、今後、ハワイの医療体制が逼迫する可能性もあるとして、医療機関が準備を進めています。

関係者によりますと、26日の時点で、病院で治療を受けた人はおよそ2400人で、このうちの414人が、新型コロナウイルスの検査で陽性が確認されました。

州内の入院患者数は高い水準が続いています。

ハワイ・ヘルスケア協会のヒルトン・レーセル会長は、取材に対し、「感染状況から見て、オミクロン株への感染がピークに達したという事はかなり明確となっている。これは非常に良いニュースだが、入院患者数がピークに達したかどうかは、まだ分からない」述べました。今後、入院患者が増加し、医療逼迫が起きた場合に備えて準備を進めているとしていています。レーセル会長によりますと、ハワイ州内の医療機関は、満床状態か満床に近い状態となっていて、ワヒアワ総合病院は、きのう、新型コロナ患者を別の医療機関から受け入れるため、新たに16床を確保したということです。

また、ハワイ島のヒロ・メディカルセンターでは、病床の使用率など医療提供サービスが、通常の状態から14%超えとなっているということです。