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【News】10才女児を手錠逮捕で訴訟

おととし1月、オアフ島の小学校で、女子児童が図画を巡って逮捕された事件について、ACLU=アメリカ自由人権協会が、ホノルル市とハワイ州教育局、それにホノルル警察を相手取り、連邦裁判所に公民権訴訟を起こしました。

この事件は2020年1月、オアフ島のホノワイ小学校で、この学校に通う黒人の10歳の女子児童が描いた図画を巡って逮捕されたものです。図画には銃が描かれていたほか、別の児童の名前や脅しが書かれるなどしていたため、児童の保護者が警察に通報し、駆け付けた警察が女子児童に手錠をかけて逮捕しました。

ACLUは、「女子児童は、過度の武力行使によって誤って逮捕された。逮捕は人種差別などに基づいて行われた」などとして、母親のタマラ・テーラーさんにに代わって、7日付けで提訴したとしています。ホノルル警察とハワイ州教育局のスポークスマンは、きのう、「訴訟についてコメントはできない」と、述べました。警察と教育局当局は、去年11月、ACLUの説明には誤りや抜け落ちている部分があり、対応に偏見は無かったとしていました。