【News】汚染水問題:海軍ダイバーが作業中
オアフ島内で9万3,000人に供給されている水道水が汚染された問題で、海軍のダイバーたちがレッドヒルの施設で昼夜を問わずサンプルを集め、石油系物質をとりだす作業を行っています。
モバイル・ダイビング・アンド・サルベージ・ユニット・ワンに所属するダイバーによると、遅々として進まない作業でしたが、ようやく前進し始めたということです。司令官であるホセ・カスティーリャ海軍兵曹長によりますと、水面に浮いてきた汚染物質を取り除く「スキミング」の段階に入っているということです。
現在、17名のダイバーが作業を行っており、他の部隊から参加したマスターダイバーも一緒に作業に加わっています。オアフ島を拠点とするこのチームは、難破船の作業や、港に停泊中の船舶や潜水艦の水中メンテナンスを行うための訓練を行っており、経験豊富なチームです。
一方、レッドヒル施設をめぐって、施設の操業停止を求める声が高まっています。日曜日には、施設の閉鎖を目指すハワイ先住民の団体が新たに結成したKaʻohewaiが、施設の閉鎖を求める集会を開きました。州議員の中には地下施設の閉鎖が必要だと言う人もいます。州議会のボブ・マクダーモット議員は、「漏れを止めることはできません。これは金属疲労と亀裂によるもので、正規の働きをしていません」と述べ、書面でデイビッド・イゲ州知事と州保健局にレッドヒルの燃料貯蔵施設を永久に閉鎖するよう求めました。