【News】2年前のカカアコ死傷者事故で訴訟に1000万ドルの和解金か

City poised to approve $10M settlement over deadly Kakaako crash

2019年にカカアコでピックアップトラックが信号待ちの歩行者に突っ込み

3人が死亡、4にんが負傷した事故で、

ホノルル市は1000万ドル(およそ11億1400万円)の和解案を承認すると見られます。

この和解案は市民の税金から支払われる過去最大の出費のひとつで、

また、いまだ訴訟は係争中です。

 

事故を起こしたピックアップトラックを運転していた

アリンズ・スマング被告は6月に有罪となり禁固30年が言い渡されています。

そして ホノルル市を相手に5件の民事訴訟が起こされており、

の訴訟の一つは事故で亡くなったトラビス・ラウ医師の妻と両親が起こしたもので、

ホノルル市は和解金1000万ドルを明日にも承認することになりそうです。

 

ホノルル市の元管理部長ダグ・チン氏は、

「この金額は、ホノルル市やハワイ州、またハワイ州内の大規模な機関の中でも、

これまで聞いたことがない金額です」と述べました。

元市議会議員のアン・小林氏は、

「こういった問題は、命に関わることであると同時に生活を支えるお金の話でもあるので、

いつも難しい問題です」と述べると共に、

16年にわたって市議会議員を務めた小林氏の記憶では、

市が承認した最高額は400万ドルだったということです。

 

チン氏は、市は1,000万ドルのうち半分を支払う保険に加入しているので、

残りは納税者が支払うことになる、

この事故では、他にも4つの訴訟が係争中で、

市の予算は大きな打撃を受けることになると指摘しています。

 

犠牲者の弁護士によりますと、

事故当時ピックアップトラックを追跡していた警官の中には

追跡中のパトカーのストロボライト(点滅灯)とサイレンを連続してならしておらず、

プロトコル(規約)に従っていないと主張しています。

ホノルル警察は係争中のためコメントは控えるとしています。