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【News】救急車要請がパンデミック前より32%増

オアフ島では、救急車の需要が非常に高く、すぐに対応できず、患者が待たされる状況になっています。

ホノルルEMS(緊急医療サービス)第2地区のスーパーバイザー、ジョナサン・ホン氏は、次から次に電話がかかってきますと述べ、先週、ホノルル市のEMSが搬送した新型コロナウィルスの患者数は過去最多となったということです。その内の3分の1は、ワイパフからマカハまでの西オアフ地区からの通報でした。ホン氏はホノルル市のEMSに勤務して22年になりますが、このような状況は初めてだと言います。

パンデミック前は1日平均250件の通報に対応していましたが、この1カ月で通報件数は32%増=毎日約80件ほど増加しています。

移動式集中治療技術者のジャック・タウゼントさんは、「糖尿病や慢性心臓病などの病気にかかっている人がたくさんいるのですが、コロナが発生したことで救急隊員はほぼ毎回、呼吸困難者の治療にあたっています。例えば10件の通報のうち、少なくとも半分はコロナです」と話しています。

救急サービスのジム・アイルランド部長によると、迅速に病院に搬送しようとしていますが、病院もまた非常に忙しく、救急室が混雑し、ベッドが不足しているため、救急隊員が患者を病院に入れるまでに平均20分も待たされるということです。