【News】真珠湾攻撃から81年 ハワイで連日追悼式典
真珠湾攻撃から81年
太平洋戦争の発端となった真珠湾攻撃から昨日7日で81年となり
真珠湾では犠牲者を追悼する式典が行われ、
軍の関係者などが平和への思いを新たにしました。
式典はハワイオアフ島にある真珠湾を臨む国立公園で行われました
今年は3年ぶりに入場制限を設けず一般の人たちも参加して行われ
感染拡大前とほぼ同じおよそ2300人が出席しました。
真珠湾攻撃が始まった現地ハワイ時間7日の午前7時55分に黙と
続いて、アメリカ海軍ハワイ司令部ステファン・
「
平和のために民主主義が欠かせないことを歴史は証明しています」
式典には毎年、退役軍人が参加していますが、
100歳以上の高齢で出席がかなわない人も多く、
事前に収録されたビデオメッセージで
「真珠湾で何が起きたのか、次の世代に継承してほしい」
などのメッセージが紹介されました。
真珠湾を攻撃では、2,403人のアメリカ人が死亡しました。
ホノルル中心部では犠牲者を追悼するパレードなども行われました
ワイキキのカラカウア大通りでは、死亡した人や生存者を称え何千人もが列をなしました。
生存者の一人、ジャック・ホルダーさんは、当時19歳で海軍水兵でした。
その時は、怒りと驚きと恐怖の繰返しだったといいます。
そして多くの人が祈りを捧げていたということです。
今でも昨日のことのように覚えているというホルダーさんは、
アリゾナ号が45度の傾きで沈んでいくのを見たといいます。
複雑な歴史を持つ日米両国ですが、相互協力・安全保障条約を締結し、同盟国となりました。
パシフィック・ヒストリック・パークスによると、
真珠湾攻撃から81年目のテーマは “Everlasting Legacy “です。
主催者は、パールハーバーを記憶することの重要性と、和解によって平和をもたらしたことに焦点をあてています。
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また、一連の行事として、6日には、
国立公園局真珠湾メモリアルと真珠湾航空博物館の共催で、
アリゾナ記念館で「黒焦げの水筒」式典が開催されました。
静岡市在住の故 伊藤福松氏により、
1945年6月20日の静岡空襲の際に墜落した
アメリカのB-29搭乗員の慰霊のために始められたもので、
後に日米双方の犠牲者を追悼する式典となり、
伊藤氏の没後は その遺志を受け継いだ
静岡市在住の医師 菅野寛也(すがのひろや)さん(89)が約30年続けています。
2011 年からは菅野医師が搭乗員の遺品である「黒焦げの水筒」
ここハワイでも「黒焦げの水筒」式典として、
日米双方の戦没者を追悼することを目的に実施されています。
菅野さんは「かつての敵同士でも心を通わせることはできる」
3年ぶりに米兵の遺品である水筒から海中の戦艦に向けバーボンを
また、8日今日は、
在ホノルル日本国総領事館が、アメリカ海軍との共催で
真珠湾攻撃戦没者追悼式典を開催します。
場所は、真珠湾ヒッカム統合基地内フォード島バニヤン・
この式典は、2016年から毎年、
真珠湾で亡くなった日 米双方の戦没者を追悼することを目的に実施されています。
このあと午前10時から11時1時間のプログラムで、
黙祷
米軍音楽隊による米国国歌および日本国歌の演奏
在ホノルル日本国総領事館 青木豊総領事によるスピーチ
米ハワイ方面海軍 バーネット司令官によるスピーチ
基調講演(トーマス・レザーマン真珠湾ビジターセンター所長(
青木総領事およびバーネット司令官による献花
と続きます。