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Ohanaインタビュー:松田光裕さん

「営業の神様」と呼ばれた男が教えてくれる、人生を楽しむということこと

3回目のゲストは「ヒルトンハワイ」でアジア地区の営業、そしてマーケティング本部長として活躍されている松田光裕さんです。

年下のインタビュアーである私も、つい「ヒロさん」と呼んでしまうほどの、気さくで大らかな方。松田さんの人を引きつける魅力は格別でした。

東京生まれの松田さんは青山学院大学の法学部に入学。大学2年の夏、ハワイに留学しました。これがハワイへ渡るきっかけとなり、松田さんにとって最初の人生の転機になったそうです。

「一度は医学部を目指したり、大学では弁護士を目指したりしてね。ハワイ大学でも最初は建築家になろうとも思った。最終的には外国人に日本語を教える免許も取得し、教師も良いなと。でもその度に『本当にこれで私の人生は楽しいか?』と自分に聞いてきたんだよね。」と松田さん。

ハワイは楽しい、面白い!ハワイに残り、働くことを決意

そんな松田さんはハワイ大学を卒業。日本への帰ることはせず、旅行会社のマネージャーとして働く決意をします。

帰国ではなくハワイを選んだことが、人生2度目の転機になったのです。

旅行会社で4年間働いた後、当時ハワイに7つものホテルを営業していた「ハワイアン・パシフィック・リゾート」に入社し、日本からのお客様を増やすという営業職に就いたのです。

「その時は結婚をしていたし、第一子も生まれていましたからね、社員として就職したんだよね。でも何よりハワイは楽しいな、面白いなと思えたよね。そして旅行業もホテル業も、本当に楽しかったんだよ。営業って面白いんだよね。」と松田さん。

そして楽しい中にも松田さんはここで、営業マンとして想像を超える努力をすることになります。

「とにかく人間関係をつくることだったね。朝、アポイントメントが取れたらすぐにランチミーティング。週に4回くらいはそのまま接待ゴルフっていう日もあってね。夕方オフィスに戻り仕事をして、夜はディナーミーティングに接待。毎晩夜中の2時に帰宅してましたね。」

3度目の大きな転機でヒルトンハワイへ

そんなハードなスケジュールを続け、「営業」という仕事を徹底して身につけた松田さんが、現在も働く「ヒルトンハワイ」で働き始めましたのは1986年のこと。松田さんの人生の中で次なる大きな転機となりました。

ここでも松田さんはハワイのホテル業、観光業の最前線で活躍することになります。

移民の国ハワイとはいえ、やはり白人社会であるホテル業界で、お互いの文化を理解することに心を砕き、日本人というマイノリティとして、努力を積み重ねたのです。

松田さんのお仕事は、アジアそして日本からのお客様にホテルに来て頂くようにするということ。けれどもホテルで、70%をはるかに超える数字を出しているのは白人のお客様だったといいます。

そんな苦戦を強いられている中、年間のハワイ渡航客が234万人という1998年に松田さんは、何と54%の日本人をヒルトンに集客するという驚きの数字を残しました。

この頃からホテル業界では「営業の神様、ヒロ・マツダ」と声が上がるようになったのです。

松田さんの成功の鍵は3つ!そして人生の原点とは。

ここまで成功を収めた松田さんに成功の鍵をお聞きしてみると・・・。

「鍵は3つだね。

まずポジティブなやる気。やると決めたらやる!

2つ目は情報収集。常にアンテナを立てること!

そして3つ目は、あきらめないこと。自分を信じてあきらめないこと!」

とキッパリ。

「私は絶対にあきらめないですよ。言ったことは必ず実現する。だから神様、なんて呼ばれてるんだね。」と笑いながら成功の秘訣を教えてくれました。

ではどうして「言ったことは必ず実現する」ほどに努力ができたのでしょうか?

とお聞きしてみると・・・。

「それはね、楽しさを追求したからだよ。楽しいから努力できる。それが原点ですよ。」と松田さん。

松田さんの人生の原点は楽しさを追求すること、楽しいことだから努力ができる。

その努力の結果が、今の成功だったのです。

松田さんの今後の夢は・・・。

そんな松田さんにこれからの夢をお聞きしてみると・・。

「まず、ゴルフでエイジシュートをすること!」とか。

エイジシュートとは、ゴルフの1ラウンドで自分の年齢以下のスコアを出すこと。あの尾崎荘司プロも、ようやく記録を出したほどの難しさで、ゴルフ好きの松田さんらしい夢です。

そしてもう一つの夢は・・・。「バランスの良い人生にすることですね。」とのこと。「仕事ばかりだったからね。毎晩夜中の2時に帰ってくるような生活だったでしょう、奥さんは大変だったと思うよ。理解がなかったら仕事もできなかったし、奥さんと4人の子どもたち、家族がなかったら今の僕はなかったね。感謝だね・・・。」とお話しされながら、少し声を詰まらせる松田さん。

「これからはバランス。仕事ももちろん頑張るけれど、趣味を持ったり旅行をしたり、家族との時間を大事にしたりね。これは皆さんに言いたいメッセージでもありますね。」

楽しいながらも、誰にも負けない努力を続けられた松田さんだから言えること。

「営業の神様」と言われるほどの松田さんが教えてくれたのは、バランス良く努力をすること、そしてそれは、本当の意味で人生を楽しむということ。

きっとそう遠くない未来、エイジシューターになる松田さんは、その時も人生を楽しんでいらっしゃるに違いないな、と確信しながらインタビューを終えました。

インタビュー、文
Norie Green ノリエ・グリーン

松田光裕さんのラジオインタビュー、「My Story : 人生の転機と成功への鍵」は、ココをクリック